2014年 8月
8月27日(水)
さて、本日はさらに記念品を確認してみましょう。
小さな熨斗のついた箱を開けてみると、さらにプラスチックのケースが出てきました。
ふたの中には三つ折りの紙が。記念品についての説明でした。以下に引用します。
“記念品について
東北大学金属材料研究所は、昭和62年5月21日付けで全国共同利用型研究所に改組され、かつ、同年3月27日に7階建ての新研究棟の落成をみました。これを記念して、同年10月2日その披露式典を行うに当たり、本品を製作しました。
本品は、当研究所として由緒ある旧1号館の建材の一部に使用されていた大理石を台石に用いた文鎮であります。
この金属部分に描かれた図形は金属の立方結晶構造を〔111〕方向より見たものをモデル化したもので、かつて当研究所の所員の襟を飾った「金研バッジ」の図案として採択されたものであります。また、下地の煉瓦色は旧1号館の煉瓦を想起させるよう選ばれました。
本品の台石の内部に取り込んである金属部分は、最近わが国で発明された超強力永久磁石「ネオマックス」ですが、これは当研究所が初代所長本多光太郎博士のKS鋼発明以来永久磁石とのかかわりが深いことに因んだものであります。
本品は、文鎮として用いるほか、その磁力により鋼製書庫等の側面にも取り付けることができますが、磁気カード等には近ずけないようご注意ください。”
記念品は旧1号館を偲ばせる素材やデザインであることが記されていました。今後も大切に保管してまいります。
8月26日(火)
本日はいよいよ封筒の中身を確認です。
中を開けてみると、4冊の冊子体が出てきました。どれも図書の受入れ印が押され、”禁帯“のシールが貼られています。
一番上の冊子の表紙は、現在の金研一号館。お披露目の時は“新実験研究棟”と呼ばれていたのですね。
それから、一番下の冊子は、見開きの一枚ものでした。
21日に掲載した写真の“式次第”と合致するものです。
当時を物語る写真と資料が、また一つ照合できました。
明日は、同封されていた記念品を紹介します。
8月25日(月)
先週末紹介した5冊の簡易アルバム。
そこに収められていたのは、カラーの比較的新しい写真でした。
金研が共同利用研究所として改組され、また、新研究棟落成を記念しての式典の様子が収められたものでした。
さて、事務局には様々な資料が保管されていますが、その中にこんな封筒もありました。まさに、簡易アルバムに収められた写真に関連する式典等々の資料です!
写真では少々見づらいですが、赤ペンで、“案内状、記念品、配布資料在中” と記されています。どんなものが保管されているのでしょう。明日はそれらを紹介します。
8月21日(木)
今月最初の記事で、また新たに古い資料を受け入れたことをお伝えしましたが、左の写真はその一部。5冊の簡易アルバムです。
1冊目には付箋が。
“披露式典 1~5マデ”と記してあります。
アルバムを開いてみると、どうやら、共同利用研究所への改組と新研究棟落成の披露式典の様子のようです。
こちらの写真、壇上でお話しされているのは当時所長を務めておられた平林眞先生。そういえば、平林先生は百周年インタビューで、このことについて触れられていました。
◎百周年ウェブサイト インタビュー
(平林眞先生 「所長時代をふり返って」をお読み下さい。)
../interview/index.html
また、こんな写真もありました。
式典の式次第です。
これまでこのブログで紹介してきた古い写真に比べると、カラーということもあり、とても最近の事のように思えますが、この式典が行われたのは昭和62(1987 )年。もう27年も前のことなのですね。
8月8日(金)
先週から東北大学がノーベル博物館とリンダウ・ノーベル賞受賞者会議との共催で開催している
“Sketches of Science at Tohoku University ”
皆さんはご覧になられましたか?
事務局ではこの企画展へ古い写真を2枚ほど貸し出させていただきました。その一枚がこちらのパネルに使用されています。
今回の企画展は、史料館とエクステンション棟に分かれて行われていて、上の写真は史料館の展示の様子です。
一方のエクステンション棟はというと、ご覧のようにノーベル賞受賞者が大きなスケッチを持っている写真がパネル化されてずらりと並んでいます。
パネルの前には聴診器のようなものが設置されていて、ボタンを押して耳にあてるとそこから受賞者の音声が流れてくる仕組みでした。いわゆるライトアップとは少し違ったやわらかい光がパネルにあたっていて、斬新な見せ方なのですが、見学に集中できる雰囲気でした。
8月7日(木)
◇◆◇お知らせ◇◆◇
高梨所長インタビュー
バイリンガルバージョン 本日公開しました!
百周年ウェブサイトにて高梨所長インタビューバイリンガルバージョン映像を公開しました。
是非ご覧ください!!
◆百周年ウェブサイト 高梨所長インタビュー
../en/interview/index.html
8月4日(月)
先月の初めに、資料のデジタル化作業についてお伝えしましたが、先週あらたに、左の写真のように、古い資料を受け入れました。
その中には、75周年式典の様子を記録した音声テープも見受けられます。
先月よりは、ボリュームは少なめですが、貴重な音声が再現されるかもしれません!!期待しながら作業を進めます。